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[白内障手術について]

2023年6月13日

白内障は、元々透明であった水晶体が加齢などにより濁ることにより起こります。光が眼の奥に届かず、視力が落ちる、霞む、まぶしいといった症状が出ます。

水晶体は嚢という透明な袋で覆われています。
手術では、袋の前側に丸い穴をあけて中の濁った部分を超音波で破砕し吸引除去します。
残った透明な袋の中に直径6mmのアクリル製レンズを入れます。
手術は局所麻酔で行い、角膜の周辺部に2.4mmという小さな傷を作って行います。
手術時間は10分前後です。

 

・白内障難症例について
人は容姿などが一人一人違うように、白内障についても様々です。なかには水晶体の中身が非常に硬い、水晶体を支える組織(チン小帯)が元々切れているなど、白内障手術が難しい方もいます。
水晶体が硬くても最新の機械ではほぼ全症例超音波で破砕することでできますが、ごくまれにそれで破砕できない場合があります。その際には昔ながらのやり方で、傷を大きく開けて水晶体を取り出すことを選択することもあります(嚢外摘出術)。
水晶体を支える組織が弱い場合など、水晶体が眼の奥の方に落ちることがあります。その際には硝子体手術をすることになり、手術時間が40分~1時間程度になることがあります。どの方法にせよ安全に人工レンズを眼内に固定することができます。

 

・眼内レンズについて

眼内に入れるレンズは基本的に、これまで長く使われてきて定評のある単焦点レンズを用います。元々裸眼で遠くが見える方には裸眼で遠くに、元々近視の方には裸眼で手元にピントを合わせることが多いです。遠くにあわせた場合には手元用の眼鏡、近くにあわせた場合には遠く用の眼鏡を術後に使って頂きます。
最近多焦点レンズというものが各社から発売されてきています。多焦点レンズは術後なるべく眼鏡装用に頼らず生活したいと希望する方に対して使用するものです。手術方法は単焦点、多焦点レンズどちらでも同じです。
ただ多焦点レンズは、見え方の質は落ちる、夜間運転時などにギラつきやぼやけるといった症状が強く出る、健康保険が効かない、といったデメリットがあります。色々な製品が出てきていますが、デメリットを完全に克服するものは未だ出ていません。多焦点レンズを入れた後にどうしても見えづらい場合は、入れ替えの手術も比較的安全に行うことができますが、場合によっては硝子体手術が必要になります。
見え方は落ちてもよいからどうしても眼鏡はかけたくない、お金がかかってもよい、という場合のみ多焦点レンズの適応になります。デメリットを無視してメリットだけから積極的に勧めるものではありません。

 

※詳しくは日本眼科学会のホームページに詳しく書いてありますのでご参考にしてください。
https://www.nichigan.or.jp/Portals/0/resources/news/m_499_2.pdf

 
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